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-技術で人の可能性を解放する- 元塾講師が考える「あるべき教育」とは

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「勉強は、本来贅沢な娯楽だった」——キカガク吉田が語る、技術で人の可能性を解放する「あるべき教育」

「教育」という言葉は、時に受動的な響きを持ちます。しかし、キカガクで AI 教育の最前線に立つ機械学習講師・DXコンサルタントの吉田さんが語る教育は、もっと能動的で、情熱に満ちたものです。
今回のインタビューでは、吉田さんの原体験から、キカガクが誇る「圧倒的な分かりやすさ」の裏側、そして共に働く仲間に求める「マインドセット」まで、20代を教育に捧げてきた彼だからこそ見える景色を深く語ってもらいました。


プロフィール

吉田(Yoshida) / ToB事業部 デリバリー部 教育コンサルタント/研修講師

早稲田大学を卒業後、塾講師として教科指導に従事し、5年連続で合格率目標(100%)を達成する傍ら、自らも学習塾事業を立ち上げ、小中学生を中心とした学生への支援を実施。キカガクへ入社後は機械学習講師としてデータサイエンス領域や Azure(Microsoft クラウド)領域の研修登壇を重ね、現在はDXコンサルタントとして複数社のDX課題に対し、教育を用いた組織変革に伴走している。


勉強は本来、最高の「娯楽」だった

――吉田さんのこれまでの人生で、学びによって世界が開けた、あるいは解放されたと感じる「原体験」は何でしょうか?
私の原体験は、中学受験時代に出会ったある理科の先生との出会いに集約されます。
小学校5、6年生の生意気盛りの男の子に「勉強しなさい」と言っても、なかなか響かないじゃないですか。その時の先生が30分くらいかけて「勉強っていうのは、もともとは貴族階級の人たちだけが嗜んでいた最高の娯楽だったんだよ」という話をしてくださったんです。
知ることは贅沢で、本来は楽しむもの。その言葉と、先生自身の圧倒的に面白い授業を受けて、「学ぶこと」への捉え方がガラッと変わりました。今の私が教育の道に進もうと決めたきっかけは、間違いなくあの瞬間にあります。

ブラックボックスをそのままにしない「誠実さ」

――現在の日本の教育に対して感じている違和感や、「もっとこうあるべきだ」という理想はありますか?
総じて「技術を分かりやすく伝えられる教育者が少ない」場面が多いことに違和感を抱いています。
科学技術は凄まじいスピードで進化しているのに、教育の場ではそれをどこか遠いものとして、あるいは「ブラックボックス」のまま教えてしまっている。これでは理系嫌いが増えるのも無理はありません。
技術は世界を変える力を持っています。だからこそ、わからないものをブラックボックスのままにせず、一つ一つ噛み砕いて解像度高く伝える。「あ、そういうことだったんだ」と受講生が腹落ちできる教育を、もっと広めていきたいと考えています。

「技術を教育という軸で語る」キカガクの衝撃

――世の中に数ある教育機関の中で、なぜ株式会社キカガクの「あるべき教育」に魅力を感じて入社を決めたのですか?
世の中にプログラミングスクールは星の数ほどありますが、「技術を教育という軸で語っている会社」はキカガク以外に見たことがありませんでした。
先ほどの話につながりますが、私は「技術は分かりやすく伝えるべきだ」という強い信念を持っています。キカガクはその理想に教育という観点から真っ向から向き合っていた。その「本気度」に深く共感し、ここなら自分の理想とする教育が実現できると確信したのが入社の経緯です。

23回作り直したスライドの先に

――圧倒的な分かりやすさを誇るキカガクですが、講義や教材制作において吉田さんが絶対に妥協しない「こだわり」を教えてください。
「この表現で、本当に受講生に伝わるか?」という一点に対する試行錯誤ですね。ここだけは絶対に妥協しません。
例えば、自然言語処理のセッションでは、スライドを23回作り直しました。一度作ったものをすべて消して、ゼロから作り直す。同じスライドでも「この流れでは伝わらない」と思えば構成を変え、ワークを足し、表現を磨き上げます。受講生の脳内に情報が正しく再構築されるか、その「伝える」という軸に全神経を注いでいます。

教育の本質は「見える世界を広くすること」

――吉田さんにとって、教育というものの「本質的な価値」とは何でしょうか?
私は、「視野を広くすること」だと思っています。
AIやデータサイエンスは「ものを作る力」です。その力があれば自分の叶えたい未来を実現できます。しかし、その土台に教育がなければ、そもそも「何ができるのか」という選択肢を知ることすらできません。
キカガクが提供するのは、ものを作る力という「手段」です。それを知ることで、今まで見えていなかった世界が見えるようになる。その変化を生み出す状態こそが、教育のあるべき姿だと私は考えています。

生成AIという「相棒」と共に挫折を乗り越える

――逆に、教え方が通用せずに力不足を痛感した「挫折」のエピソードと、それをどう乗り越えたかを教えてください。
研修が重なり、100%の準備が難しくなったタイミングで「自分なりに理解しきれていない状態」で教壇に立ち、上手く伝えられなかった時期がありました。あの時は本当に苦しかったですね。
それを乗り越えるために、チームメンバーに助けてもらうのはもちろんですが、生成AIを徹底的に使い倒すようにしました。生成AIが登場してから、私たちの勉強の仕方は劇的に変わりました。最先端のツールを使いこなし、いかに効率よく、かつ深く学びをアップデートし続けられるか。それが今の時代の講師に求められる生存戦略だと思っています。

「届ける」という動詞を束ねる

――キカガクの教育コンサルティング部門には、どのような想いを持っている人がカルチャーマッチすると思いますか?
一言で言えば、「届けるマインド」を持っている人です。
「教育」と聞くと先生が教壇で授業をしている光景がぱっとイメージしやすいと思いますが、こうした授業や研修で「実際に教えること」は、実は教育全体のひとつの手段に過ぎません。研修の設計から提案、そして登壇といった講師職の業務の全てが、最終的に誰かに「教育を届ける」ために存在しています。
「教える」という単一の動詞に縛られず、あらゆる手段を束ねて、受講生の未来を変えるために「届ける」。そうしたマクロな視点を持てる人と、ぜひ一緒に働きたいです。

ミッション達成の先にある「技術と共生する社会」

――キカガクのミッションである「あるべき教育で人の力が解放される」が達成された状態とは、どのような日本だと想像しますか?
日本に住むあらゆる世代の方々の「技術リテラシー」が高まっている状態です。
技術は数年おきに必ず新しいものが現れます。それに対して「怖い」「よくわからない」と蓋をするのではなく、「この技術をどう社会で使っていこうか」という向き合い方が国民の共通認識になっている状態。それが実現できれば、私たちのミッションは達成されたと言えるのではないでしょうか。

講師は「探究心」を持ち続ける料理人であれ

――最後に、今のキカガク、そして教育×DXコンサルタントという職種にまだ足りないものは何だと感じていますか?
自戒を込めて言えば、「圧倒的な探究心」です。
私たちは講師である前に、教える対象に対する探究者でなければなりません。講師がその領域の面白さを熱く語る姿を見れば、自ずと受講生にも興味を持ってもらいやすくなる。探究心を失えば、あっという間に意欲的な受講生に追い抜かれてしまいます。
また、会社としても「教育を突き詰める文化」をさらに深めていく必要があります。歴史が浅い分、経験(長さ)はこれから積み上げていくしかありません。技術への探究心と、教育への熱意。この二つを「料理人」のようなこだわりを持って持ち続けられる組織にしていきたい。それができた時、キカガクは教育のプロフェッショナル集団として、本当の意味で勝てる組織になると信じています。

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