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入り口は、ゴールじゃない。講師から人材変革コンサルタントへ、礒さんがキカガクで描き直したキャリアとは
この職種で入ったら、ずっとそのままなのだろうか
キャリアの入口に立つとき、そうした不安は自然に生まれます。
とくに20代で最初の一歩を踏み出す人にとって、入社時の配属や職種は、自分の可能性の範囲を決めてしまうもののように見えるかもしれません。
しかし、キカガクでは、入社時の職種はその人の一生のキャリアを決めるものではありません。
研修講師としてキャリアを始め、講師マネジメントを経て、現在はDXコンサルタントとして企業の変革支援に向き合っている礒 大晟さん。
礒さんの歩みは、会社の中で自分の役割を広げ、自分の意思で次の挑戦をつくってきた記録そのものです。
ただし、その変化は「たまたま異動できた」という話ではありません。
背景にあったのは、キカガクのミッションへの共感と、個人の挑戦を受け止める組織の姿勢。
そして、教育を届けるだけでなく、企業や社会により大きな価値を届けたいという礒さん自身の意志でした。

研修講師としてのスタート
礒さんがキカガクに入社したのは2021年。最初に担った役割は、研修講師でした。
ディープラーニングのハンズオンセミナー、法人向けのデータサイエンス・DXビジネス研修、プログラミングスクール、マイクロソフト認定トレーナーとしての講義、そしてコンテンツ作成。講師として関わる領域は幅広く、日々、多様な技術やテーマに触れていました。
礒さんにとって、講師の仕事のおもしろさは、知識を伝えることだけではありませんでした。
受講生と対話する中で、技術そのものだけでなく、その技術が社会や組織の中でどう使われるのかを考える。目の前の受講生が何に困り、どんな変化を求めているのかを知る。講義の現場には、学びと社会の接点がありました。
そして、講師として経験を積むほど、礒さんの視野は少しずつ広がっていきます。
目の前の講義をよくすることに加えて、研修全体をどう設計するか。受講後に企業の中でどのような変化が起きるか。
担当者や決裁者は、研修に何を期待しているのか。
講師としての経験は、礒さんの中に「教育の先にある組織変革」への関心を育てていきました。
「自分が登壇する」から「チームで成果を出す」へ
次に礒さんが担ったのは、講師マネジメントや案件全体を見渡す役割です。
自分が登壇して成果を出すだけでなく、ほかの講師が成果を出せる状態をつくる。案件の提案段階から関わり、顧客企業の事務局や決裁者とも向き合う。役割が変わることで、見える景色も大きく変わりました。
研修は、講師と受講生だけで完結するものではありません。
企業はなぜその研修を実施するのか。研修後に、受講生や組織にどんな変化を起こしたいのか。人材育成の先に、どのような事業課題や経営課題があるのか。
礒さんは講師マネジメントの経験を通じて、教育を「提供する側」から、企業の変化に「伴走する側」へと視座を引き上げていきました。
その中で、ある課題意識が強くなっていきます。
キカガクが本当に企業の変革に伴走するためには、研修を届けるだけでは足りない。顧客の経営戦略、人材定義、組織課題まで踏み込み、教育がどのように変化につながるのかを一緒に描く必要がある。
講師として現場を知り、マネジメントとして案件全体を見てきたからこそ見えてきた課題でした。
DXコンサルタントへの挑戦
礒さんがDXコンサルタントへの挑戦理由は、キカガクの提供価値をもっと広げたかったからです。
研修の現場では、講師が「講師兼コンサルタント」として関わることもあります。しかし実際には、研修の実施や受講生対応に重心が置かれ、顧客の人材戦略や組織変革まで深く入り込むには限界がありました。
コンペティションの場では、他のコンサルティングファームや顧客企業の担当者と向き合います。
そこで問われるのは、研修内容のよさだけではありません。企業の戦略や制度、組織の未来と、その研修がどう接続するのか。
礒さんは、講師とコンサルタントの間にある距離を埋める存在になりたいと考えました。
現場で教育を届けてきた経験を持ちながら、企業の変革支援にも踏み込む。
講師側の知見と、コンサルタント側の視点を橋渡しする。キカガクがより大きな価値を届けるために、自分の役割を広げたい。
その思いが、DXコンサルタントへの挑戦につながりました。

キャリアを動かしたミッションへの共感
礒さんの話で印象的だったのは、キャリアの軸が「どの職種に就くか」では語られていないことです。
根底にあるのは、キカガクのミッションである「あるべき教育で人の力を解放する」への共感です。
礒さんにとって、講師も、講師マネジメントも、DXコンサルタントも、すべては同じ方向を向いた手段でした。
目の前の人や組織の可能性を解放するために、自分はどの役割を担うべきか。その問いに向き合い続けた結果として、キャリアが変化してきました。
この視点は、礒さんが所属するチームの合宿で掲げられた「文明に寄与する」という言葉にも重なります。
単に研修を提供するのではなく、顧客とともに「あるべき教育」や「あるべき人材」を定義し、組織の変革につなげていく。教育を通じて、企業や社会の前進に貢献する。
その考え方に共感しているからこそ、礒さんは自分の役割を固定せず、必要な場所へ移っていくことができたのだと思います。
個人の挑戦を受け止める、制度と文化
もちろん、個人が「やりたい」と思うだけでキャリアは変わりません。
礒さんがキャリアを描き直せた背景には、キカガクの組織文化があります。
やりたいことを口にしたときに、周囲がそれを否定するのではなく、どうすれば実現できるかを一緒に考える。
自分の役割を広げたい人に対して、組織として機会をつくろうとする。礒さんの挑戦も、そうした中で実現していきました。
自分の問題意識を持ち、必要な役割を考え、周囲と対話する。会社も、その意思を受け止める。
結果として、講師から講師マネジメントへ、そしてDXコンサルタントへと、キャリアの道がひらかれていきました。
ただし、キカガクは「何でも自由にできる」会社ではありません。
ミッションに共感し、事業や顧客への価値を考え、自分の役割を主体的に広げていく人を、組織として応援する会社です。
その考え方は、人事異動制度にも表れています。キカガクには、メンバーが自ら手を挙げて新しいポジションに挑戦する「キャリアグロース制度」と、会社側が事業や本人の可能性を踏まえて新たな活躍の場を提案する「キャリアリブート制度」があります。
個人のキャリア自律を支えながら、組織としても適材適所を実現していく。礒さんのように、働く中で見えてきた課題やありたい姿に合わせて役割を広げていけるのは、こうした制度と文化の両方があるからです。
入社時の職種は、通過点
これからキカガクに応募する方の中には、「この職種で入ったら、ずっとそのままなのだろうか」と迷っている方もいるかもしれません。
礒さんのキャリアは、その問いに対する一つの答えです。
入社時の職種は、キャリアのすべてを決めるものではありません。最初の役割は、あくまで出発点です。そこで経験を積み、見える景色が変わり、次に向き合いたい課題が生まれたとき、キカガクにはその一歩を後押しする制度と文化があります。
大事なのは、最初から完璧なキャリアプランを持っていることではありません。
キカガクのミッションに共感し、目の前の仕事に向き合いながら、自分がどんな価値を届けたいのかを考え続けること。そして、その思いを周囲に伝え、行動に移していくことです。
職種が変わっても、キャリアは途切れていません。むしろ、一つひとつの経験が積み重なり、次の挑戦につながっています。

自分の役割を、自分で広げていく
キカガクで働くおもしろさは、与えられた役割をこなすだけでは終わらないことです。
顧客にもっと価値を届けるには何が必要か。チームとして、会社として、どんな力を伸ばすべきか。その中で自分はどんな役割を担えるのか。
そうした問いに向き合い、自分の役割を広げていける余白があります。礒さんのキャリアは、その余白を活かしてきた歩みです。
キカガクという環境を活かしながら、自分が世の中に届けたい価値を形にしていく。礒さんの歩みは、これから入社する20代にとって、そんな未来を想像するきっかけになるはずです。
